不安いっぱいの週☆一週間のトレード日記と来週の予定(希望)
今週もお疲れさまでした。218回めの投資日記です。
大好きなイベントのラストが近づいているので、1日かけてお出かけ。移動距離の長さにうんざりしたけれど、心残りが解消できてすっきりしました。
日経平均&全体的な感想:なかなか上にいかない
今週は、日本株は38000円台でちょっと休憩。
週間チャートの形:上に行きたいんだかなんなんだか
チャートの形は、小山。

数値的にはこんな感じ。
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
6/16(月) | 38056 | 38342 | 38055 | 38311 |
先週金曜日の終値は37834円でした。この日の最安値が週間の最安値です。 | ||||
6/17(火) | 38366 | 38581 | 38333 | 38536 |
なんだか今週は上昇週っぽい雰囲気。 | ||||
6/18(水) | 38364 | 38885 | 38364 | 38885 |
この日の高値が週間の最高値です。アメリカで発表された統計のどれかが良かったような。 | ||||
6/19(木) | 38858 | 38870 | 38488 | 38488 |
下げに転じる日。 | ||||
6/20(金) | 38472 | 38646 | 38362 | 38403 |
結局元通りな雰囲気。 |
週間の感想:さっぱりしない
今週の日経平均は、38885円が最高値で、最安値が38005円の、800円くらいの値動きでした。
また、今週の終値と先週の終値の差は、+569円でした。
先週末にイスラエルとイランの攻撃があり、週内でも海外の問題からリスクオフな雰囲気でしたね。
ただ週が開けてみると日本市場は好調。「遠くの戦争は買い」ということでしょうか。それとも最近、海外投資家が日本市場に熱視線というのが本当なのでしょうか。とはいえ熱があるという話もある割には上がらなかったなあ。
でも数値にしてみると、今週の終値と先週の終値の差が+500円以上あり、まだ上昇ムードは消えてなさそうなのが良い感じ。日本株リスクオンな感じなのでしょうか。
このペースで行けば来週は39000円台突破……?
今週の株日記:なんだこれ
今週は、いろいろと垂れた週でした。
今週の売買:売り
今週は、売りの週でした。
まず、コモディティのETFを売買。
次に、少し前に買った株を売却。こちらは損切りですが、コモディティETFが上がって利確できたのでそれで相殺するような形。
いくつかの銘柄でほしいのがあったけどなかなか買えないので様子見ムード。そろそろ買いたいんだけどねえ。
保有銘柄の傾向:下げでしかない週
個人的な保有銘柄の傾向は、下げです。
今週、上昇で印象的なのは、コモディティ、食品、銀行、小売。
コモディティは、まだ今週も強かった。
食品、銀行、小売は、相変わらずの絶好調。
下げで印象的なのは、機械、医薬品。
機械は、トレンドから外れたから。短期筋が抜けた感じです。
医薬品は、ダラダラ下げ。
上げの方の銘柄は定番ばかりという感じ。自分のポートフォリオの中でもよくあるいつも注目の銘柄がいつもどおり上がってる。それ以上の印象はありません。
機械と医薬品はどちらもトレンドから外れた感もあり、先週の急騰がきれいに落ちちゃった。
あと、週の間もトレンドが変わるな感じがあって。
平たく言えば週前半は大型株が強く、週後半はグロース株が強かった。水曜後場から木曜前場あたりに転換点があったのかもしれません。
その他の感想:仮想通貨
このところコモディティのことばっかりだったので仮想通貨にでも触れるか。
ビットコイン:おちつき
このところ、ビットコインが落ち着いてます。

https://bitflyer.com/ja-jp/bitcoin-chart 画像は引用元の画面キャプチャ
ビットコイン、最近話題になってたのですが価格そのものは割と落ち着いてるんですよね。
イーサリアムはこんな感じ。

https://bitflyer.com/ja-jp/ethereum-chart 画像は引用元の画面キャプチャ
一旦イーサリアムアップグレードで話題にはなったけど、それが終わったあとには落ち着いてますね。
うーん……今のビットコイン買い企業の熱狂は個人的にはなんだかな、という感じがあるので、ちょっと考えてしまいます。
仮想通貨の課税が安くなるかも!? 来週の金融審議会に期待
今週、期待を持てるニュースが飛び込んできました。
もしかしたらビットコインや仮想通貨の売却益への課税が変わるかもしれません!⁽⁽ (ง⊙∇⊙)ว ₎₎
どういうことかというと、6月25日に「第55回金融審議会総会・第43回金融分科会合同会合」というのが開催されます。
ここで暗号資産税制について話し合いがなされ、もしかしたら動きがあるかも。
自民党のweb3ワーキンググループが「暗号資産に関して新しい金融商品としての定義を作ろう」みたいな提言をしています。
というのも、これまでは仮想通貨は「資金決済法」という法律が適用されていました。要は金融商品としては日本では取り扱われていなかったのですね。
ただ、仮想通貨事業者の破綻とそれに伴う資金の流出などで問題が起こったので「金融商品取引法(略称:金商法)」で取り扱えるようにしようよ、という法律改正が話し合われています。
具体的には「暗号資産を新しいアセットクラスに組み込もう、金商法で取り扱えるようにしよう」という動きがあり、現在法律改正に向けて動いています。
これの何がすごいかって、仮想通貨が分離課税になる(かもしれない)ってことです。
今の仮想通貨の課税制度は累進課税です。
現状は「雑所得」として確定申告などの際にすべての所得と合算して計算され、場合によってはかなり大きな税金を支払う必要も出ています。最大55%の課税は厳しい!(-_-;)
ですが、これが分離課税になると、ほかの金融商品と同様の税制になるかも。
例えば株式の場合、売却益が出たら20.315%が課税されます。また、また、損益通算したり損失を繰り越して節税に使えたりします。
株式の税制がそのまま適用されたら、税金が安くなるかもしれない!ヽ(=´▽`=)ノ
あと、ずーっと期待しているビットコインやイーサリアムのETF上場にも一歩近づいたかもね、って見通しも。金商法で新たなアセットクラスが出来ると、ETF承認も早くなる可能性があります。
また、今回の金商法の範囲になることで、仮想通貨全般の投資環境が整う可能性もあります。
事業者の登録や、顧客資産の管理、インサイダー取引規制の適用など。そういえば仮想通貨の投資アドバイザーも業登録が必要になります。
提言を読むと暗号資産の詐欺対策にも重きをおいている傾向が見られますね。
ただしこれはもちろん悪い面もありまして。
暗号資産に関する規制が厳しくなるため、問題点が増える場合もあります。
例えば、投資家保護の厳格化による仮想通貨事業者・これから仮想通貨を立ち上げようとする団体への負担が増えたり。資金決済法との兼ね合いどーすんだ、NFTとの関係は? などなど。
特に仮想通貨はワールドワイドで非国家的な要素を含む資産なので、わかりにくい規制があると海外の仮想通貨関連の団体が「日本は対象にするのやめよっか、めんどくさいし手間はかかる割に利益にならないもんね」ってなりかねない(-_-;)
あと、ビットコインって発行主体が存在しないのですよね。だから金融商品特有の情報開示義務やインサイダー取引規制は発行主体がいないからどう適用するんだ、どんなルールにして運用するんだ、って話。
ただビットコインは仮想通貨・暗号資産のアセットクラスの代表格なので、今回の税法の対象外にしちゃうと「何それ意味わかんない!?」ってなりかねない。
一方イーサリアムはイーサリアムで複雑すぎるので今度はこれはこれでどーすんだって話。
売買益以外にいろいろと収益を得る方法があるので。
すごくシンプルに「売却益・貸出益などで利益が出て確定益があったらそれに20.315%課税(株と同じ税率)」なら素直に賛同するのですけれどね。
あと、仮想通貨から仮想通貨に替えた時に税金かかるのも意味わからん。
現金化してないんだし、売却ではないんだから。
ただ、USTDのような法定通貨の担保があるステーブルコインには課税されても仕方なしとも思う。特に法定通貨に裏付けされた仮想通貨に買えたら、それは円やドルに替えたのと同じでもあるんだから。売却して円に替えたのと同じ税金でいいと思う。
とりあえず長々と書きましたが、仮想通貨に関しては個人的には「今の税制めんどくせ!わけわかんね!( `皿´)」と思うので、いったん25日の金融審議会の結果を意識します。
余談ですが、タイでは仮想通貨の所得税を5年免除するのだそうです。デジタル資産拠点としての政策の一環とのこと。
いいなー。日本も早くやればいいのに。
仮想通貨やオレンジジュースなどのチャート:オレンジジュース垂れてるけど……小麦?
最後に、コモディティや仮想通貨のチャートを貼っておしまいにします。

上半分のグラフには、金と農産物の変動率。オレンジジュース(オレンジ)ココア(茶色)コーヒー(黒)ゴールド(黄色)小麦(緑)粗糖(灰色)の価格変動率のグラフ
下半分のグラフには、仮想通貨の変動率。ビットコイン(オレンジ)イーサリアム(水色)ドージコイン(濃いオレンジ)リップル(黒)の価格変動率のグラフ
今週、上昇しているのは、小麦。
オレンジジュースがめちゃ落ちてますが、更にココアも下がっててちょっと面白いです。その一方で小麦が微上げ。
仮想通貨は相変わらず調子悪いですね。リップルとドージコインは調子がよろしくない。次の一手は何でしょうね。
来週は:株主総会シーズン、権利付き最終売買日、米GDP、EU会議
来週は、6月権利付き最終売買日で、アメリカGDPなど話題豊富。
日本市場の動向:株主総会シーズン
注目している統計・発表・動向としては。
- 23日月曜日
- 沖縄慰霊の日
- 沖縄全戦没者追悼式
- 石破総理出席
- 男女共同参画週間(29日まで)
- 24日火曜日(甲子)
- 10時 アイスペース社 HAKUTO-R技術要因分析の報告会
- YouTubeで配信あり
- 14時 日銀:基調的なインフレ率を補足するための指標
- 気象庁:3か月予報
- 株主総会:ソニー、日本製鉄、日産自動車
- 全国スーパー売上高
- 全国百貨店小売売上高
- iPhoneのマイナンバーカード機能の搭載が可能に
- 首相がNATO首脳会議出席のためオランダへ出発(26日帰国)
- 10時 アイスペース社 HAKUTO-R技術要因分析の報告会
- 25日水曜日(新月)
- 8時50分 日銀:6月の金融政策決定会合の「主な意見」公表
- 10時 金融審議会総会
- YouTubeで配信あり
- 10時 日銀:田村審議委員、福島県金融政策懇親会における挨拶・会見
- 14時 4月景気先行指数・景気一致指数 改定値
- 株主総会:フジ・メディア・ホールディングス
- 12時 M-1受付開始
- 12時から記者会見
- 26日木曜日
- 権利付き最終売買日
- 8時50分 前週分対外対内証券売買契約等の状況
- 27日金曜日
- 株主総会集中日
- 8時半 5月失業率・有効求人倍率、6月東京都区部CPI
- 8時50分 5月小売業販売額、5月百貨店・スーパー販売額
- 和歌山の「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ中国返還前歓送セレモニー
- 28日土曜日
- 貿易記念日
- 29日日曜日(一粒万倍日・己巳の日)
- 安倍晋三元首相をしのぶ集会(見込み)
来週は、株主総会集中日を中心に、株主総会が話題になりそうな時期です。
ソニー、フジメディアなど。さらに27日は株主総会の件数が多すぎてとても書ききれないほど。オンラインで複数の株主総会をチェックする予定ではありますが、大変そう。
ちなみに個人的には来週は宇宙ウィークでもありました。
24日の深夜にH2Aロケット50号機打ち上げがある予定があり、アイスペース社の月面探査の結果も来週辺りに動きがあるだろうと予測していたので。
ただ、H2Aロケットは20日金曜日に電気系統の不具合が見つかり、打ち上げ日が延期されました。22日朝の時点で調べ直しましたが現在はまだ再設定のお知らせなどは出てきていません。
アイスペース社は残念でしたが、24日火曜日10時から技術的要因分析の報告会を実施。こちらはオンライン上でチェックできます。
余談ですが、来週は大安のない週です。ないからなんだって話ですけど、気分が上がる要因に少し欠けるのが何だか寂しい。
米国・世界の動向:欧米PMI、EU会議多め、アメリカは四半期経常収支とPCEデフレーター
気になっている統計・発表・動向は。
- 23日月曜日
- ユーロ:ラガルド総裁発言
- シンガポール:5月CPI
- フランス、ユーロ、ドイツ、イギリス、アメリカ:6月製造業・サービス部門PMI速報値
- アメリカ:5月中古住宅販売件数
- EU外相理事会
- 24日火曜日
- アメリカ:パウエルFRB議長発言(金融政策に関する半期に一度の議会証言)、1-3月期四半期経常収支、4月ケース・シラー住宅価格指数、6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、6月リッチモンド連銀製造業指数
- イギリス:ベイリー英中銀総裁発言
- ドイツ:6月IFO企業系共感指数
- カナダ:5月CPI
- 決算:カーニバル
- 中国全人代常務委員会(27日まで)
- EU一般問題理事会
- アジアインフラ投資銀行年次総会(25日まで)
- NATO首脳会議(25日まで)
- 25日水曜日
- アメリカ:パウエルFRB議長発言(金融政策に関する半期に一度の議会証言)、5月新築住宅販売件数
- ニュージーランド:5月貿易収支
- オーストラリア:5月CPI
- 決算:マイクロン テクノロジー
- WTO2025年第1四半期財貿易統計発表
- 26日木曜日
- 政策金利:メキシコ
- アメリカ:1-3月期GDP、1-3月期四半期コアPCE・確定値、5月耐久財受注、前週分新規失業保険申請件数、前週分失業保険継続受給者数、5月住宅販売保留件数
- イギリス:ベイリー英中銀総裁発言
- 決算:ナイキ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
- 欧州理事会(27日まで)
- ECB一般理事会
- 国連憲章採択80年
- 27日金曜日
- カナダ:4月GDP
- アメリカ:5月PCE・PCEデフレーター・PCEコアデフレーター、ミシガン大学消費者態度指数・確報値、FRB年次銀行ストレステスト結果公表
- ユーロ:6月消費者信頼感・確定値、6月経済信頼感
- インド:5月鉱工業生産
- 28日土曜日
- とくになし
- 29日日曜日
- とくになし
来週は、個人の見立ての範囲では欧州の委員会や発言が多いです。
アメリカも材料豊富で、24日火曜日の四半期経常収支、26日木曜日の1-3月期GDP、27日金曜日のPCEデフレーターあたりが要注目。
決算は25日のマイクロン・テクノロジーかな。半導体関連。
それにしても欧州のラガルド総裁発言、アメリカのパウエル議長発言が多い。どこで発言するのか調べたら、欧州の方はEUの各種会議、パウエル議長は金融政策に関する半期に一度の議会証言です。
やりたいこと:これはひどい
今週は、コモディティに助けられた週でした。ずっとコモディティをウォッチしててよかった。
ほかにもいろんな投資先をチェックしていますが、このところのあれやこれやの酷さは目に余る。
来週なんですが、まずは下落を受け止めてからかなって感じ。
日曜日の朝にアメリカがイランを攻撃したとのこと。てなわけでサンデーダウが-400ドルとかでまじヤバイ。
ただ一方で、先週末もイランとイスラエルの紛争が報じられてこれはやばい(゚A゚;)ゴクリとなったのに、蓋を開けてみれば日経はそんなに大きな下落ではなかったのでどうかなあと。
上か下かなんて分からないので控えますけれど、今はまだ先が見えないかなあ。各企業の株主総会シーズンで様々な発表も追って、だと、もう大変すぎて。短期であれば落ちる傾向が見られるかもしれないし、中期であれば上がる要因ではないし。……どうするんでしょうねこれ。