【やってみた】『交付金銭領収証』ってなにこれどうしたらいいの?
株をやってたらいろんな支払いやら金銭のやり取りを経験する機会も増えますね。
今回は、過去に上場していたある企業の株が上場廃止になり、交付金領収証というやつがきたので、ちょっとびっくりしつつ手続きを行った記録になります。
交付金銭領収証って一体何?
交付金銭領収書とは一体何かというと、単純に言えば「株のあれこれで支払いが発生することが起きたので、その支払をします」という書類です。
私の手元に来たのはこういうヤツ。
配当金でもこの書類が発行されることがあるようです。ですが、私の場合は配当金はすべて証券口座に入金されるようにしていたので、このケースは初めてなんですよね。
てなわけで、これはどうしたらいいのでしょうか。
交付金銭領収証を換金する方法
まず、交付金銭領収証は適切な手順を踏めば、お金がもらえます。
やり方もそんなに難しくはありませんが、ちょっと手間がかかります。
1:添付の書類をチェック
まず、添付の書類をチェックしましょう。
今回は1株あたり180円の端株処分の代金が支払われます。計算後の金額が交付金銭計算書という書類に記載がありますので、その金額をチェックしましょう。
2:印鑑を打つ
次に、この書類には印鑑が必要になります。
このときの印鑑は認印でいいそうです。私が行ったときも認印でした。
ちなみに、自分が持っている印鑑でいいのか迷うようならば、窓口へ問い合わせてください。
3:郵便局で手続きして換金してもらう
それでは郵便局へ行きましょう。
持ち物は以下の通り。
- 交付金銭領収証
- 印鑑
- 運転免許証(身分証明書)
その他にも、現金を直接受け取ることになります(※私の時はそうでした)ので、入れ物として財布なり何なりを持っておいたほうがいいでしょう。
印鑑は押印終わりなら持っていかなくても大丈夫です。不安なら持っていっておいたほうが無難。
念のために身分証として運転免許証もいちおう持っていきましたが、使うことはありませんでした。
郵便局では「郵便」ではなく「銀行・保険」の窓口に行きます。つまりゆうちょ銀行の方に行くわけですね。
で、書類を出しておけば、あとは窓口の人がちゃんと処理をしてくれます。特になにか書くことはありませんでしたし印鑑も交付金銭領収証に打ってあれば特に問題はなかったはずです。
待ち時間はほとんどなく、スムーズに行けば10分もしなかったです。
注意点もいくつか
注意1:5万円以上で法人の場合はちょっと違う
ところで、これは5万円以下で個人の場合ですね。5万円以上の法人の場合はまた手続きが違うようです。
その場合は後日「通常現金払(払出証書)」というのが来るのでそれを郵便局やゆうちょ銀行に持っていくと現金で受け取れるようです。
ただし、収入印紙の貼り付けが必要になるのでさらに200円かかる上、確認資料の提示を求められるようです。
……こちらに関しては経験がないので、書類から書かれている内容を自分なりにまとめました。法人じゃないので私個人ではなんともいえませんが、不明点はゆうちょ銀行や株主名簿管理人である証券会社などに問い合わせてください。
注意2:有効期限内に持っていく
もうひとつの注意点は、有効期限があるということです。有効期限は1ヶ月ほどありますので、その間になんとか時間を作っていく必要があります。
ゆうちょ銀行の場合、平日の昼間しか開いていないので面倒なんですよね。うかうかしてたら期限切れになってしまいそうです。
ちなみに期限切れになった場合でも、株主名簿管理人などがなんとかしてくれるケースも有るようです。今回の場合はどうだったかな。もし期限が切れてしまったのなら、早めに問い合わせましょう。
感想:サクッと済んでよかった☆
感想は、単純に言えば「サクッと済んでよかった☆」って感じです。
何がなんだかわからなかったので、一応書類と必要そうな書類(身分証明証)を持って郵便局に行きましたが、あまり手間も時間もかかりませんでした。
これがそれなりの金額になっているのであれば、それ相応の手間や書類が必要になりそうですが。極細株主としては手間がかからないのがいいですね(笑)
配当金などの受け取りは証券口座を利用している人が多いと聞くので、こういう書類での手続は売買と優待・配当だけならほとんど発生しません。
私は上場廃止したとしてもその株のお金は証券口座に入金されるものと思っていましたが、上場廃止されると証券口座への振り込みもできなくなってしまうので、こういう方法を取るのですね。
なので、あまりにイレギュラーな対応だと思ったし、対応がどこにも書かれていませんでしたので戸惑いました。それとも上手に株の売買をしている投資家は、こういうこととは無縁なのでしょうか。